「酒と恋には酔って然るべき」著者: 美波はるこ 少女コミックを読んだネタバレ感想・口コミ評判

2020/06/03(更新日)

まず、この作品の特徴をかんたんにご紹介します。


💡伝えたいポイント💡

  • 日本酒好きのヒロインが、家飲みを楽しむストーリーです。
  • アラサー女子のラブストーリーだけでなく、日本酒へのこだわりや自宅でのおつまみなど、読者も楽しめます。
  • ヒロインは、お酒を通じて後輩の男性と親密になっていきますが、なかなか進展がなくヤキモキしながら他の人とも出会っていきます。

  • 👉酒と恋には酔って然るべき【電子単行本】 1 (A.L.C. DX)


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編集部レポート

さらさ

まず、この【酒と恋には酔って然るべき】の特徴をかんたんにご紹介します。
酒と恋には酔って然るべき
著者: はるこ (美波はるこ)、原案協力 江口まゆみ
ジャンル:恋愛
レーベル: エレガンスイブ 秋田書店
総合評価
(5.0)


👉酒と恋には酔って然るべき【電子単行本】 1 (A.L.C. DX)

評価・あらすじ

32歳のOLの松子は、日本酒が大好きで、毎日 自宅でカップ酒を楽しんでいます。
彼氏いない歴生活3年目で、気楽なひとりの生活を楽しんでいるけれど、恋はしたいという気持ちも持っています。
そんな松子は、最近 会社の年下男子 今泉が気になっています。2人で松子の自宅で家飲みすることになり、距離が縮まっていき…。
恋愛だけでなく日本酒やおつまみについても詳しく描かれていて、グルメ漫画?でもあり、楽しめます。

【主な登場人物・キャラクターについて】

さらさ

では、主要人物のご紹介します。

藤井松子

日本酒が大好きで、カップ酒で家飲みするのをこよなく愛するOL 32歳。
周囲が結婚や出産で飲み友達が減っていき、
家飲みを楽しんでいる。日本酒愛が深く、季節やシチュエーションにもこだわってお酒を楽しむ。
職場に異動してきた今泉とサシ飲みしてから彼を意識し出す。

今泉和知

松子の後輩の年下男子 27歳。
あまり表情を変えないクールな性格。
ちょっとイジワルで酔うと甘えん坊なで
笑い上戸な面もでてくるイケメン。
何を考えているのかよくわからないところがある。

白石

松子の同僚で友人。いつも松子の相談に乗って、的確なアドバイスをくれる。
お酒好きな男性を松子に紹介したり、
今泉が松子をどう思っているか観察したりする。

美森

白石の部署の後輩女子社員。
松子の部署との合同の花見で今泉を気に入り、その後のプッシュで今泉と付き合い始める

【感想】

「酒と恋には酔って然るべき」は、30歳を過ぎて恋人がいないヒロイン松子が、ひそかに楽しみとしている日本酒の家飲みと
恋愛が描かれています。日本酒。特にカップ酒が好きで、銘柄や飲み方やおつまみにこだわり、熱く語る様子がかわいいです。
 藤井松子はお酒が大好きですが、周りの友達が結婚や出産していって飲み友達が減っていったこともあり気楽で自由な
おひとりさま生活を満喫しています。お酒は家で主にワンカップの日本酒を楽しむ毎日。季節や行事に合わせておつまみも
準備して楽しそうです。松子は彼氏いない歴3年になり、恋愛よりも1人を楽しんでいますが、恋人がほしいと思い始めています。
 そんなとき、同じ部署に異動してきた後輩の男性 今泉がいつも部署の飲み会に参加していないことに気づきます。
「仕事が残ってるから」と飲み会を断る今泉を「手伝おうか?」とか「飲めないのかな?」と気づかう松子に今泉は、
「自分は下っ端なので、いろいろ面倒くさい、時間のムダ」
と本音で話します。そしてふたりはサシ飲みに行くことになりました。飲むと以外にも笑い上戸な今泉を見て、
松子は「かわいい」とギャップ萌えします(笑)。
 ふだんクールで今どきな今泉と松子はふたりで飲むことが増えて距離が縮まっていきます。徐々に今泉を
男性として意識していく松子に対して、今泉の本心は見えません。松子の自宅でふたりで飲んだり、初詣に行ったり、
言いたいことを言い合えるようですが、進展しないままライバルが現れます。
 松子の同僚で友人 白石の部署にいる美森です。部署の花見に遅れて到着した松子が見たのは、若くてかわいい美森と
今泉が一緒にいるところでした。美森が今泉を気に入ってアプローチしているようで、松子は気になります。
 ストーリーとしては、アラサーのお年頃の女性の気持ちが細やかに描かれていて、共感出来るところが多いです。
年下かつ職場の後輩を相手にトキメキながらも、戸惑いや大人としての振る舞いを気にして積極的になれない松子と
飄々として何を考えているのがイマイチ分からない今泉のやりとりに、読んでいてもハラハラドキドキします。
 このストーリーで楽しみなのは、ヒロインの松子と職場の後輩である今泉の掛け合いです。お酒について熱く語る
松子に対して今泉ははっきりと言いたいことを言います。
「いいお店ですね。こういうとこ知ってるって、ダテに歳取ってませんね」とか、おしゃれして初詣にやってきた
松子に対して「キメてきましたね。ひくんですけど」とか。ふつう職場の先輩にここまで言えませんが、
サラッと言っても許されるのはキャラでしょうね。
 この作品は、ラブストーリーだけでなく、日本酒やお酒に合うお料理、お酒の楽しみ方などグルメ漫画(?)でもあります。
と言っても料理は家庭でできるようなもので、ひとりで楽しむ松子に親近感がわきますし、日本酒のマメ知識として
銘柄や商品の説明も楽しいです。桃の節句やお正月、お花見とイベントでのお酒の楽しみ方や、どぶろくと
にごり酒の違いなど内容も熱く語る松子の様子も面白いです。

 この作品の中でいい味を出しているのが友人の白石です。いつも松子の相談に乗り、ズバッと痛いところを突いてきます。
今泉の松子に対する態度を見て、脈なしと言いながらも美森が今泉にアプローチしているのを心配したり、
松子が婚活することを今泉にほのめかして様子を見たりしています。冷静でいてヒロインを気づかう白石は欠かせない存在です。
その白石の今泉への評価「彼 一見地味そうでいて相当曲者だよね」と言う言葉には納得ですね。美森と付き合っていながら
松子の部屋に飲みに来ようとする気持ちは理解出来ませんでした。
 結局、今泉は美森と付き合い始め、松子も酒好きで年上のイケメン伊達と出会って付き合い始めます。
この先、お互い別々の相手とゴールインするのか、ふたりが最接近するのか、どうなるのか気になって目が離せませんね。

最後に伝えたいこと

さらさ

 今回は、はるこ先生の「酒と恋には酔って然るべき」をご紹介しました。
ラブストーリーと日本酒(特にワンカップ)の楽しい作品です。
 はるこ先生は、「美波はるこ」と言うペンネームでたくさんの作品を出されています。

絵柄は派手ではありませんが(スミマセン)、
ぐいぐい引き込まれていく作品がたくさんあります。
主にティーンズラブのジャンルでの作品が多いです。
ホットなシーンだけでなく、
男女の心理描写が細かく描かれていて、とてもステキです。
特に私が好きなのは、「幼なじみは横綱サマ!」や
「先パイさまはヘンタイさま!」です。この2つは登場人物が重なっていてスピンオフのような感じです。
どちらも完結しているので、一気に読んでしまいました。機会があれば、こちらもぜひ読んでみてください。


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さらさ

子育て中のパンダ大好き主婦です。ハーレクインコミックと出会ってから10年くらいになります。 日常にはないゴージャスなシュチエーションやヒストリカルが好きですっかりハマっています。 忙しい毎日を送る中で、ハーレクインを読んでストレス解消しています。 可愛いか弱いヒロインよりも、不器用ながらも努力して自分の道を切り拓いて生きていくたくましいヒロインのストーリーが好きです。 好きな作品は、「気高き約束」「セラフィーナ」「罪深きワルツ」などです。