凪のお暇(なぎのおいとま)コナリミサト 〔女性漫画〕ネタバレ感想・口コミ評判

2021/07/03(更新日)
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満足度88編集部レポート

凪のお暇(なぎのおひま)コナリミサト 〔女性コミック〕ネタバレ感想・口コミ評判


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ドラマ版の凪のお暇は終わっちゃったけど 漫画版の凪のお暇はまだまだ楽しめる!!🍓🙌🏻

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ドラマ版も面白かったけど
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チヒ
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編集部レポート

さらさ

まず、この【凪のお暇】の特徴をかんたんにご紹介します。
凪のお暇
著者: コナリミサト
ジャンル:コミック – 女性コミック
掲載誌・レーベル:エレガンスイブ
シリーズ情報: 6巻(2019年時点)
ドラマ化:(2019年7月~9月にTBSテレビにて公開)
総合評価
(4.0)

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評価・あらすじ

2019年の夏ドラマで、黒木華さん主演でドラマ化されました。
元カレ慎二役に高橋一生さん、隣人に中村倫也さん、ご近所さんに三田佳子さん吉田羊さん、母親に片平なぎささん となかなか豪華な出演陣でしたね。

私は、ドラマ化される前にマンガを読んでいてかなり強く印象に残った大好きな作品だったので、ドラマで原作の世界観が壊れないかな~と気になっていましたが、ドラマも とても楽しく見ることができました。

作中に出てくる節約レシピも美味しそうでしたね。

 場の空気を読みすぎて、他人にあわせすぎて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまった ヒロイン大島凪。
周りに気を遣いすぎて 自分を主張したり本音を出せずにいたために同僚や恋人にいいように利用されて疲れ果ててしまいます。
仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出して「しばしお暇いただきます」と人生にリセットしようとします。
新しく出会った個性的な隣人たちとの交流を通して 強く生きていこうと変わっていきます。

売れっ子小説家のファーガスはナイトクラブで1人静かに飲んでいた。その前に謎の美女クロエが現れた。

彼女はファーガスが小説家であることを知っていて、さりげなく質問を投げかけてくる。

僕のファンか、レポーターか? とあやしむファーガスだったが、酔ってきて気づいたら自宅のベットで目が覚める。
自分の部屋にいるクロエがいて一夜を共にしたのに、ファーガスは何も覚えがなくて・・・

【主な登場人物・キャラクターについて】

さらさ

では、主要人物のご紹介します。

大島凪

主人公。
周りから浮かないように、いつも周りに合わせて「空気読んでこ」と自分に言い聞かせながら生きている。
本当の自分を出さずに、SNSやランチ・会話を合わせていた。
合わせすぎてストレスから過呼吸になり
仕事も住むところも彼も断捨離して、「しばしお暇いただき」、新しい生活で自分を変えようとしていく。

我聞慎二

凪と元カレ。
同じ会社の営業部のエース。
調子が良くて優しく、仕事ができる、男女ともに人気がある。
凪と付き合っていることは内緒にしていた。
職場では人当たりがいいが、凪と一緒にいるときは俺様な性格。

安良城ゴン

凪のアパートの隣に部屋に住む男性。
イベントの企画などをしている。
いつも部屋には大勢の友達が出入りしていて女性にもモテる。
常識にとらわれずに生きている自由人。

吉永緑

凪と同じアパートの住人。
あまりきれいな外見ではなく、自動販売機のお釣りを集めて回ったりしていて経済的に苦しそうに見えるが、節約するとことはして趣味や使うところは使う。
周りの目を気にすることなく生きている映画好きなおばあさん。

坂本龍子

凪が就職活動中にハローワークで知り合って友達になる。
高学歴で真面目な女性。
真面目すぎて上手くいかないことが多く、凪とも気が合う。

【感想】

初めて「凪のお暇」を読んだのは、作者であるコナリミサト先生の「珈琲いかがでしょう」読んで面白かったからです。

正直、絵柄が個性的なので 「どうかな?」と思ったのですが、読みだすとかなりハマります。

「凪のお暇」には1巻からハマりました。

普段 多くの人が感じているような不安やストレスが上手く描かれていて、

共感できるところが多いので、「そうそう」とか共感しながら読みました。

凪は、典型的なお人好しで、強く自分を主張することができません。

周りからはみ出したり仲間外れになるのが怖くて
いつも「空気読んでこ」と心の中でつぶやきながら、不満を飲み込んで生きています。

上司が同僚の失敗を凪の失敗と勘違いして
叱られた時にも、「自分ではない」と言えず叱られ、同僚が仕事を押し付けてきても笑顔で引き受けてしまいます。

初めは小さなストレスをため込んで行きますが、周りは調子に乗ってどんどん凪に甘えたり バカにするような言動をしていきます。

この様子は、どこにいてもよく見る光景で、「あ~。わかる!」とか「あるある!」とか感情移入しながら読んでしまいました。

この作品で特に好きなのは、リアルな描写です。
たとえば、同僚の女子にランチに誘われたとき、お弁当を持ってきているのに断れず つい空気読んで行ってしまう。

ランチタイムはそれぞれが自慢をしあう中で、凪が考えたのは「私も何かカードを切らなきゃ”私も今幸せですよ”ってカード」。

結局、うまく会話の流れに乗れず、「だからだめなんだよ大島さんは」とサンドバックタイムに突入する。
日ごろ 体験して なんとなく感じているもやもやした感情を、とてもうまく表現されているところが つい凪に感情移入してしまうところなんだなと思いました。

そんな、冴えない毎日の凪ですが、心の支えは節約と恋人の慎二です。誰もが憧れてモテモテの営業部のエースが、実は自分と付き合っている。
それは凪にとってたったひとつの”カード”でした。
慎二と結婚できれば、いまの”なんだかなぁ”と思う

毎日も全部ひっくり返ると考えています。

ある日、凪はお母さんが骨折した同僚のために仕事を引き受けます。
「お母さん骨折するの何回目?」と思いながらも何も言わず

笑顔で引き受けたところ 忘れていった同僚のスマホがなって画面にグループLINEのトークが浮かびます。

そこには、凪に仕事を押し付けてみんなで遊ぶトークが出ています。
やがて同僚たちは凪のことを面白おかしくトークします。

「時間短縮には使える」「わたし絶対大島さんみたいになりたくない」そんな時にも、慎二がいれば持ち直せると考える凪。

しかし、慎二は同僚に自分の彼女(凪)のことを、「ケチくさい女、生理的に無理」と話しているところを聞いてしまいます。
その話を聞いている最中に凪は過呼吸になり、慎二に見つかります。
その時の凪のセリフは名言です。

「空気は読むものじゃなくて吸って吐くものだ」なるほど。

周りにいる空気読みすぎな人たちに 聞かせたいセリフですね。
  
本当にこの作品には いろいろ考えさせられます。
そして、凪は「お暇」することにより、今までの自分を変えようとします。

少しずつですが、「あ、また空気読んでる」と思い直して行動します。
「お釣りが間違ってますよ」「いりません」はっきり言えるようになっていき、本音で話し合える人が増えていきます。

凪の小さな勇気を応援し、ドキドキしながら続きを読むのがとても楽しいです。
 
また、この作品には、凪以外にも個性的なキャラクターが揃っていて、それぞれ悩みや問題を抱えています。
凪がそれに気づきみんなが良い方向に向かっていく様子にも勇気がもらえます。

 私のお気に入りのキャラクターは、うららちゃんです。
しかし、俺様キャラクターなはずの慎二が大泣きしたり 素直になれずに葛藤する姿もお気に入りです。
続きがますます気になりますね。 
 

【これから読む方へ】

さらさ

 気の弱い女性が、少しずつ自分を持って成長していくところに共感できる作品です。
凪のように思い切った断捨離はできないけれど、主人公に共感できところと、女性のマンガにはあまりない設定なので続きが気になり、とても楽しく読めました。
 
ドラマを見た方、見てない方にもおススメです。
絵柄が非常に個性的なので、合わいかたもいらっしゃるかもしれません。
ソニーの電子書籍で試し読みが出来ますので、まずは、試してみることをおススメします。

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さらさ
さらさ

子育て中のパンダ大好き主婦です。ハーレクインコミックと出会ってから10年くらいになります。 日常にはないゴージャスなシュチエーションやヒストリカルが好きですっかりハマっています。 忙しい毎日を送る中で、ハーレクインを読んでストレス解消しています。 可愛いか弱いヒロインよりも、不器用ながらも努力して自分の道を切り拓いて生きていくたくましいヒロインのストーリーが好きです。 好きな作品は、「気高き約束」「セラフィーナ」「罪深きワルツ」などです。