「わたしの幸せな結婚」(原作 顎木あくみ 作画 高坂りと)少女コミックを読んだネタバレ感想・口コミ評判
まず、この作品の特徴をかんたんにご紹介します。
💡伝えたいポイント💡
- 幼い頃に母を亡くし父親と継母と異母妹と暮らすヒロインは虐げられて使用人のように扱われています。
- ヒロインは、父親の決めた結婚相手 久堂家に嫁ぎますが、相手は婚約者が次々と逃げ出すと評判の家でした。
- 久堂家を追い出させたら行くところがない美世はここでやっていくしかないと覚悟を決めて嫁ぎ、婚約者の清霞も心を開いていきます。
編集部レポート
さらさ
ジャンル:コミック – 女性コミック
掲載誌・レーベル:スクウェア・エニックス ガンガンONLINE
シリーズ情報: 14巻(2020年時点)
アニメ化:無し
ドラマ化:無し
映画化:無し
評価・あらすじ
異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかったヒロイン、斎森美世は、継母と異母妹に使用人のように扱われていました。
父親にも愛されず、誰にも必要とされない美世の唯一の味方だった幼馴染 幸次も異母妹と結婚し家を継ぐことになり、
美世は父親に冷酷無慈悲と噂される久堂家に嫁ぐよう言われます。
【主な登場人物・キャラクターについて】
さらさ
斎森美世(さいもり みよ)
異能を受け継ぐ家系である斎森家に生まれながら異能の才を持たないため、継母や異母妹はおろか実の父親からも虐げられて使用人のように扱われている。
父親の命令で久堂清霞に嫁入りすることのなる。
久堂 清霞 (くどう きよか)
異能を受け継ぐ久堂家当主。斎森家より格上の家柄だが、冷酷無慈悲と噂され、これまで何人もの女性が婚約者候補になったが、
3日も持たずに逃げ出している。対異特務小隊の隊長。
斎森 香耶 (さいもり かや)
美世の異母妹。斎森の異能を受け継ぎ、両親に愛されて育つ。
自己中心的な性格で、美世を虐げていた。
辰石幸次(たついし こうじ)
古くからの異能の家系である辰石家の次男。美世と香耶の幼馴染み。密かに美世に想いを寄せていたが、
優しいが臆病な性格のため何も出来ずにいた。
【感想】
ヒロイン 斎森美世は異能の血を濃く保つために異能の家系である斎森家と薄刃家とで政略結婚した両親の間に生まれます。
幼い頃は父親も美世を可愛がっていましたが、母親が亡くなったため、父親は かつて政略結婚のため引き裂かれていた恋人と再婚します。
やがて継母との間に異母妹 香耶が生まれ、美世に異能の才がなく、香耶にあることが分かると、美世は使用人のように扱われ虐げられて育ちます。
唯一 美世に優しい気遣いをしてくれるのは、幼馴染みの辰石幸次で、彼も異能の家系 辰石家の次男です。美世と幸次は仄かな恋心を抱いていますが、香耶も幸次に好意を持っています。
ある日、父親に呼ばれて部屋に入ると継母と幸次と香耶がおり、幸次に斎森家に婿入りしてもらうことになったとを聞きます。
その結婚相手が自分だったら居場所が出来るのではと淡い期待をする美世ですが、父が跡取りに指名したのは香耶でした。
そして美世には久堂清霞に嫁ぐよう言います。
香耶は勝ち誇ったように「久堂家は資産も権力も素晴らしい名家じゃない」と美世に言いますが、久堂清霞は冷酷無慈悲で多くの良家の女性が婚約して3日も持たずに逃げ出していると有名な家です。女学校にさえ通わせてもらっていない自分が嫁いで上手く行くはずがないと知りながら家を出され、上手くいかなかった場合も二度と斎森家の敷居を跨がせないつもりだろうと考えます。
すぐに荷物をまとめて出ていくよう言い渡す父親と意地悪く笑う 継母。父親にとっては同じ娘なのに、美世と香耶の扱いの違いように腹が立ちます。
嫁ぐ前夜、美世はなかなか寝つけません。思い出すのは苦しかった記憶ばかり。明日からも幸せなど待っていない。
早くこの命が尽きるのを期待して眠る美世。つらい思いばかりしてきた美世に感情移入して、これからの展開を期待してしまいます。
荷物といっても、母の形見もすべて処分され、使用人のお下がりを着ていた美世に持ち物はありません。体面を保つために来て行くよう準備された着物を見て父親は美世が着物を持っていないことを知っていて何もしてくれなかったのだと確信して悲しくなります。
身一つで追い出されひとりで久堂家に向かいます。
久堂家は郊外にあり、思ったより質素な佇まいです。初めて清霞に対面したときは冷たく扱われますが、
唯一の使用人のゆり江は、穏やかで優しく美世に優しく接してくれます。ゆり江は気難しい清霞が信用している大切な存在のようて、
ゆり江も清霞を「ぼっちゃん」と呼び 長年の信頼関係が見えます。
これまでの婚約者とは様子が違う美世に清霞は興味を持ち、ゆり江からの話にも耳を傾けます。着るものや櫛も持っていないこと、
歳をとったゆり江に対して高慢な態度を取ったりせず、家事を手伝っていること。
粗末な着物を繕って着ていることなど。
清霞は、初めは美世の作った食事を「何が入っているか分からない」と言って口にしませんでしたが、やがて心を開いて行きます。
櫛を送ったり着物を買いに一緒に出掛けたり、美世の作った食事も一緒に食べるようになります。
清霞に惹かれていく美世ですが、自分に異能の才が無いことを清霞に知られたら婚約を破棄されるのではないかと怯えるようになります。
せっかく手に入れた幸せを失うのではないかと不安になっていくのです。しかし、清霞は美世に迫る危機から守ろうとします。
一方、嫁いでからの美世が清霞に大切にされ美しくなっていくのが許せない香耶は美世の様子を探るうちに、以前すれ違った美しく
魅力的な男性が清霞であることを知り、自分が清霞と結婚したくなります。また、幸次の父も薄刃家の血を引く美世を手に入れようと
画策して香耶を焚き付けます。
香耶は美世を連れ去り清霞から身を引くように言いますが、美世は抵抗します。美世が拐われたことを知った清霞は美世を取り戻すために斎森家に乗り込みます。
香耶はどこまでも自分勝手でわがまま放題で心底腹が立ちます。幸次から清霞に乗り換えようとする図々しさに飽きれます。
しかし、普段はクールな清霞が美世を連れて買い物に行ったり、お弁当を届けてもらって嬉しそうにするとことはかわいいですね。
お似合いのふたりです。
これからの展開がますます気になります。
これから読む人へ
さらさ
幸せになっていくというシンデレラストーリーですね。王子様に守られて幸せになるというよりも、清霞に相応しい女性になろうと努力して幸せを掴み取る(完結していませんがラストはそうなると信じています(笑)) 美世に好感をもちました。
「わたしの幸せな結婚」は、『小説家になろう』というサイトに掲載されていた小説が原作です。(現在はこちらのサイトで読むことは
出来ません)
最近このサイトで掲載されたいる多くの作品が、書籍化や漫画化されて人気になっています。
悪役令嬢とか転生ものも多いように思います。私もいくつか読みましたが、面白いですね。お気に入りの作品は「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」「31番目のお妃様」などです。機会があったらぜひ読んでみてくださいね。
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