ある伯爵とシンデレラの物語【村田順子・アニーバロウズ 】あらすじネタバレ感想

さらさ

まず、この【ある伯爵とシンデレラの物語】の特徴をかんたんにご紹介します。

ある伯爵とシンデレラの物語【村田順子・アニーバロウズ 】あらすじネタバレ感想

「ある伯爵とシンデレラの物語」のポイント

  • ヒロインは両親を亡くして伯父一家に身を寄せているが、誰からも爪はじきにされていいます。
  • ヒーローは子どもたち妻の家に預けて軍人として赴任地いたが、祖父母から自分の悪口を吹き込まれていた子どもたちと溝が出来てしまっています。
  • 吹雪でヒロインの伯父の屋敷に滞在したことにより、ヒロインのおかげもあり子どもとの絆もできてハッピーエンドになります。

あらすじと概要・評価

ある伯爵とシンデレラの物語の評価
著者:村田順子
原作者:アニー・バロウズ
ジャンル:ヒストリカルロマンス
原題:Cinderella’s Perfect Christmas
タグ:ヒストリカル
総合評価
(4.5)

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ある伯爵とシンデレラの物語 (ハーレクインコミックス)

両親を亡くして伯父一家で冷遇されているアリスは、クリスマスに彼らが一家で家を空けて孤児の使用人と3人で留守番をしている。

その夜に屋敷にグレイリング大尉と名乗る凛々しく美しい英国軍人が現れた。
子供たちと友人の屋敷でクリスマスを過ごす予定だった彼らは、吹雪が収まるまで滞在することになる。
そこで穏やかで楽しい日々のを過ごし、アリスは大尉に一緒について来てほしいと告げられた。
プロポーズされたと思い天にものぼる気分のアリスだったが、大尉に子守り役としてと言われてしまい・・・。 

【主な登場人物・キャラクターについて】

アリス・ウェイバー

両親を亡くして伯父一家に引き取られるが、冷遇されている。
誰からも爪はじきにされて持参金もない自分の将来はあきらめてしまっている。

風邪をひいたためクリスマスに伯父一家と招待されたカルディコット・アビーに行かず屋敷で気ままに過ごすことを楽しみにしている。 

グレイリング大尉

家督を継ぐため退役して、妻の実家に預けていた子どもたちを連れ出してきた。
クリスマスを友人一家で過ごす途中で吹雪にあい、アリスのいる屋敷に宿を借りに来た。 

ハリー

グレイリング大尉の息子。
妹のイザベラを思いやるやさしく礼儀正しい少年。
祖父母に厳しくしつけられ大人に対しておびえた様子をみせている。

スーザン

皿洗いのメイドの少女。孤児院から引き取られたためクリスマス休暇も帰るところがなく屋敷に残っている。

ビリー

伯父一家の屋敷の靴磨きの少年。
孤児院から引き取られ、給金ももらえず台所で寝させられている。
クリスマス休暇に帰る場所がないため屋敷に残っている。

【感想】

「ある伯爵とシンデレラの物語」は、村田順子(むらたじゅんこ)先生が描かれたヒストリカルロマンスです。
私が村田先生の作品を読んだのは、ハーレクインコミックスが初めてでした。

絵がとても魅力的で、特にヒロインの瞳の表情がくるくる変わってとても可愛らしく活き活きと 描かれています。

ヒーローも美形が多くて素敵なので大好きな漫画家さんです。
ヒストリカルロマンスも現代のストーリーもとても素敵で、お気に入りの作品が、たくさんあります。

この作品は、両親を亡くしたヒロインのアリスが引き取られた伯父の家で、家族でもなく、客人でも使用人でもないという、
誰からも爪はじきにされる不遇な環境に置かれています。

伯父はケチで使用人の給料を払わなかったり、留守番するアリスに十分な食料を準備しなかったりするような人物です。

伯父だけでなく二人の従姉妹もとても意地悪で、アリスはタイトルどおりシンデレラのような境遇に置かれています。

両親を亡くして、引き取られた親戚の家でヒロインが辛い思いをするストーリーは、ハーレクインにはとても多いです。
不遇な環境でも健気に生きるヒロインが幸せになるシンデレラストーリーは、やっぱり人気があると思いますし私も大好きです。
  
アリスはクリスマス前に風邪を引いたため、一家が招待されたカルディコットアビーには行かず留守番することになります。
従姉妹たちが独身の伯爵も招待されていると聞いて色めき立っている中で、召使いもいない屋敷に取り残されて気ままに過ごすことがクリスマスの奇跡だと喜ぶアリスの姿は、彼女がこれまで不遇な人生を送ってきたことを物語っていて切なくなります。

 クリスマスなので屋敷の使用人も休暇でおらず、残ったのは孤児院から引き取られて帰るところがない皿洗いの少女スーザンと靴磨きの少年ビリーのみになります。
ヒロインは3人でできる限りクリスマスを楽しもうとします。

スーザンとビリーの役割を決めてテキパキと動くアリスはとてもしっかりしていて賢い女性であることが分かります。

やはりヒロインは美しいだけでなく、優しさや聡明さも魅力のひとつですね。
3人でクリスマスの料理を準備していると雪で立ち往生しているヒーローが子どもを二人連れて宿を求めてやってきます。
ふたりは雪に閉じ込められて一緒に過ごしていくうちに惹かれ合っていきますが、ヒーローのグレイリング大尉はアリスの質素な身なりと家事をしていることから使用人だと勘違いします。

身分違いの恋だと勘違いして思い悩むグレイリング大尉と、グレイリング大尉が子ども連れであることから既婚者に惹かれはいけないと自分に言い聞かせるアリス。
お互いに想いを秘めながら、クリスマスを過ごします。

 一方でグレイリング大尉の子どもたちは、戦地に行くために良かれと思って妻の実家に預けられていましたが、厳しいしつけにより暴力も受けていたため大人を怖がっています。
ハリーの怯える様子を見てグレイリング大尉は子どもたちを預けていたことを後悔します。

しかも妻の実家では父親のグレイリング大尉の悪口や嘘を子どもたちに吹き込んでいたため、子どもたちは父親によい感情を持っていません。
子どもたちがつらい思いをした様子が伝わってきてこちらまで辛くなります。

それでも兄のハリー妹思いで弱い者を守ろうとする優しさと礼儀正しい少年に育っていることが救いだなと思いました。
妹のイザベルはまだ幼くてあどけない少女です。

アリスの計らいもあり二人が父親に懐いていき、子どもらしさを取り戻して家族になっていく様子はとても微笑ましく感動的です。

 このストーリーで私が一番好きなシーンは、グレイリング大尉がアリスにプロポーズするシーンです。
はじめはグレイリング大尉はアリスをメイドだと勘違いしていて、子守になってほしいと提案して彼女を失望させます。
しかし、自分の間違いに気づいたグレイリング大尉が、身分違いであってもアリスと結婚して彼女を守ると約束してプロポーズするシーンは感動的です。

最後にグレイリング大尉が自分の間違いに気づいて慌てる様子もかわいいなと笑ってしまいました。
 
この作品は、ヒロインの虐げされた環境、ヒーローが離れて暮らしていた子どもたちとの絆を取り戻すこと、ヒーローの子どもたちが受けてきた虐待、孤児院から引き取られた使用人の問題など、それぞれ問題を抱えている人たちが、大雪のために偶然ひとつの屋敷で過ごすことになり、その中で絆が生まれてすべて解決していきます。

これだけ盛りだくさんの内容が130ページほどに入っているので、とても読み応えがある作品でした。

無理やり詰め込んだ感じもなく自然なストーリー展開でまとめられているのは、村田先生の技量なんだろうなぁと思いますし、そんな村田先生の作品が大好きです。
登場人物のそれぞれの思いが描かれている素敵な作品なので、ぜひ読んでいただきたい、おすすめの一冊です。

【これから読む方へ】

村田順子先生の作品には、魅力的なヒロインやヒーローがたくさん登場します。
過去に辛い経験をしていたり、窮地に立っているヒロインやヒーローがたくさん出てきます。

その中でもこの「ある伯爵とシンデレラの物語」は特におすすめです。

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ヒロインや子どもがつらい思いをするストーリーを好まない方には合わないかもしれません。
村田先生の作品で私が好きな作品は他にもたくさんあります。

「帰ってきた子爵」「ゆずられた花嫁」「秘めつづけた初恋」などです。

昔の作品で、スーザン・マレリー原作のシークとの恋を描いた「アラビアン・ロマンス」シリーズ3冊もおすすめです。
個性的で可愛いヒロインが出てきてとても素敵ですので、機会があれば、ぜひ読んでみてください。

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