「アシガール」著者:森本梢子 少女コミックを読んだネタバレ感想・口コミ評判

2020/06/03(更新日)

まず、この作品の特徴をかんたんにご紹介します。


💡伝えたいポイント💡

  • ヒロイン唯は足が速いのだけがとりえの とぼけた女子高生です。
  • 弟の作ったタイムマシーンでうっかり戦国時代にタイムスリップしてしまいます。
  • 2戦国時代の世界で知り合った若君(忠清)に恋をしてしまい、足軽として若君を守ろうとするラブコメディです。

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編集部レポート

さらさ

まず、この【アシガール】の特徴をかんたんにご紹介します。
アシガール
著者: 森本梢子
ジャンル: 少女コミック
掲載誌・レーベル:集英社 ココハナ
シリーズ情報: 13巻(2019年時点)
アニメ化:なし
ドラマ化:2017年9月~12月 NHKで放送 
     続編 2018年12月に放送
映画化:無し
総合評価
(5.0)


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NHKドラマ化や再放送について

2017年9月にNHK土曜時代ドラマでドラマ化されました。
ヒロイン唯を黒島結菜ちゃん、若君 忠清を健太郎くんが演じました。好評だったので、2018年12月に続編「アシガールSP」が放送されました。

評価・あらすじ

ヒロインの速川唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯でぐうたらな女子高生です。
おしゃれや流行や恋愛には興味がなくて女子力は高いとは言えません。

しかし、足は速くて元気な陸上部員(不真面目)です。
ある日、弟の尊がつくったタイムマシンで戦国の世へ行ってしまい、そこで男の子と間違われて
足軽になります。主君の若君と出会って恋をしていきます。

【主な登場人物・キャラクターについて】

さらさ

では、主要人物のご紹介します。

速川唯

遅刻・忘れ物・居眠り常習犯のぐうたらな女子高生。
勉強は苦手で、おしゃれや恋愛にも興味がなく毎日なんとなく過ごしている、やる気のない女の子。

しかし、足だけは無駄に速い。
性格は前向きで後先を深く考えず行動する、単純でお人好し。

速川尊(たける)

唯の弟。
超有名進学校でトップの成績という頭脳明晰で冷静な男子高生。
学校から帰ると自宅の実験室に引きこもっており、タイムマシーンを作ってしまう。
クールだが姉思いの優しい面もある。

羽木九八郎忠清(はぎ くはちろうただきよ)

唯がタイムマシーンで行ってしまった戦国時代で主君の若君。
美男子で男気があるうえ冷静さと聡明さ、優しさもある。柔軟な考えの持ち主でもあり、ユーモアもある。
家臣の信頼も厚く、女性の憧れの的であるヒーロー。

吉乃

唯が戦国時代にタイムスリップした先で、ひょんなことから「息子」として唯の面倒をみる。
一本筋が通った賢さと美しさを持つ女性。
唯も吉乃を「おふくろさま」と慕っている。

天野小平太(こへいた)

羽木家に忠義をつくす家老の天野家の嫡男。
幼い頃から忠清に仕えてきた近習。
まじめ一徹で融通がきかないが、若君への忠誠心が厚い青年。

【感想】

「アシガール」はヒロインの女子高生 唯が、戦国時代にタイムスリップしてしまった先で、羽木家の若君(忠清)に一目ぼれすることから始まります。若君の家臣たちに男の子と間違えられ、そのまま男の子のふりをして恋する若君を守るため足軽になるという 少女漫画にはあまりない個性的なストーリーです。
 
 唯は、女子力低めの マイペースでおっちょこちょいな女子高生。発明好きの弟 尊が作ったタイムマシーンでうっかりタイムスリップしてしまいます。行った先は戦国時代 足軽の集団の中です。唯はそのまま足軽に紛れて
暮らしていきます。お調子者の性格とガッツで見知らぬ世界でも居場所を作っていく唯はたくましく悲壮感などありません。順応性の高さには感心してしまいました。
 その中で、主君 羽木家の嫡男である若君 忠清と出会い一目ぼれしてしまいます。身分が違うため忠清に会えるのは戦の時だけ。唯は忠清に会うため唯之助と名乗って足軽になり、出世して忠清の近くにいこうとします。
やがて唯は忠清に気に入られ、足軽から出世していきます。やがて忠清に女の子であることに気づかれてしまいます。
戦国時代でも女の子らしさや色気がない唯ですが、その真っすぐで一途な性格を忠清は好ましく思うようになります。
 タイムスリップものや身分違いの恋愛漫画はたくさんありますが、「アシガール」の設定は奇想天外ですね。
ありえないストーリーではありますが、その世界観に引き込まれていき、唯や忠清に感情移入してしまいます。
  
 特にお気に入りのシーンは、戦で大けがをした忠清を救うため、忠清を現代にタイムスリップさせてしまうところです。
尊が作ったタイムマシーンは、一人しかタイムスリップできないため忠清だけをタイムスリップさせて自分は戦国時代に残ります。忠清のことは家族に託すつもりで。これは、なかなかできない選択ですが、タイムスリップした忠清を唯の家族は暖かく迎え、回復するよう手助けします。娘を危ない目に合わせたと非難するでもなく、すんなりと現状を受け入れて どこか のほほんとしている家族は、信頼し合っているからこそだと思います。忠清と唯の家族との交流や現代のテクノロジーに驚きながらもパニックを起こすでもなく 受け入れる忠清のおおらかさと度胸は萌えますね(笑)。
 
 外見・内面ともに完璧で非の打ち所がない忠清ですが、周囲に女性の影は見えません。父親は家臣からは跡継ぎを
もうけるためにも結婚を勧めますが、応じる様子もありません。
そんな中で唯は女の子の姿でも忠清の前に現れます。美貌とか女らしさはありませんが、素直で おとぼけな唯に
忠清は癒され、気に入ります。やがて忠清は家臣の唯之助と唯が同一人物と気づきますが、その事実をもすんなりと受け入れ唯への気持ちは変わりません。強力なライバルも出現しますが、そのたびに問題を解決して絆を深めていく二人。羽木家存続のために尽力しながら周囲を動かしていきます。
  
話が進むにつれて登場人物も増えていきますが、個性的なキャラクターが多く飽きることなく楽しむことができます。
忠清の命を狙っている義兄 成之、忠清との婚約話が出ている 阿湖姫、忠清の父 忠高 など。
唯と忠清以外で、私のお気に入りは 弟の尊、戦国時代の母 吉乃、忠清の母 二条の方様 です。
とくに尊は唯の弟ですが、天才的な頭脳を持ちながら どこか おっとりした人の良さと冷静な判断と唯への突っ込みが
たまりません。
 

さらさ

2019年11月現在 13巻まで配信されていますが、続きが気になります。
長く続くとマンネリ化したり 飽きてきたりする作品もありますが、「アシガール」はますます面白く ラストがどうなるのか気になります。
タイムスリップものは、最終的に主人公がどちらの世界で生きるのか がとても気になりますね。

戦国時代で生きていくと決めた唯ですが、
家族と離れ離れのままなのか、現代での唯の存在はなくなってしまうのかもとても気になる作品です。


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子育て中のパンダ大好き主婦です。ハーレクインコミックと出会ってから10年くらいになります。 日常にはないゴージャスなシュチエーションやヒストリカルが好きですっかりハマっています。 忙しい毎日を送る中で、ハーレクインを読んでストレス解消しています。 可愛いか弱いヒロインよりも、不器用ながらも努力して自分の道を切り拓いて生きていくたくましいヒロインのストーリーが好きです。 好きな作品は、「気高き約束」「セラフィーナ」「罪深きワルツ」などです。