愛する娘を殺したのは誰なのか!?母の苦悩を描く『人魚の眠る家』映画ネタバレ感想・口コミ・評判

2019/09/26(更新日)
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満足度90編集部レポート

愛する娘を殺したのは誰なのか!?母の苦悩を描く『人魚の眠る家』映画ネタバレ感想・口コミ・評判

この記事でわかること

  • レビュワー(面倒見の良いヒツジ)の総合評価と考察および感想、ネットの評判
  • 人魚の眠る家のあらすじ
  • 人魚の眠る家の見どころ

監督:鈴木雅之
監督:堤幸彦
脚本:篠崎絵里子
原作:東野圭吾『人魚の眠る家』(幻冬舎)
製作:新垣弘隆、梶本圭、井上潔
主演:篠原涼子、西島秀俊
キャスト:坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、田中哲司、斉木しげる、大倉孝二、駿河太郎、ミスターちん、遠藤雄弥、利重剛、稲垣来泉、斎藤汰鷹、松坂慶子ほか
主題歌:絢香『あいことば』

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みんなの感想・口コミ・評判1

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うさ乙女
管理者
うさ乙女
評価 :
     

「マスカレードホテル」。うん。面白かった。でも人魚の眠る家の方が個人的には好きかな。読んだあとめちゃくちゃ考えたよいろいろー!!

タイトル
東野圭吾作品読み比べ
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チヒ
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編集部レポート

面倒見の良いヒツジ

人魚の眠る家は、2018年11月16日に公開された堤幸彦監督の作品です。

主演を演じているのは、篠原涼子と西島秀俊。
ほかに、坂口健太郎や川栄李奈といった人気の高い若手俳優が出演しています。

ある日突然、愛する娘が事故に遭い、寝たきりになってしまったら……という脳死をテーマにしたヒューマンドラマです。
『マスカレード・ホテル』総合評価/5つ中星4つ
主演
(5.0)
キャスト
(3.0)
脚本
(3.0)
映像
(3.0)
音楽
(4.0)
総合評価
(3.0)

面倒見の良いヒツジ

脳死をテーマにした重たい映画ですけど、最後に救いがあります。

地味な映像で、脚本にも目新しさはありません。

主演の篠原涼子の演技が圧倒的で、日本アカデミー賞の主演女優賞を受賞したのに納得です。

星3つで平均的とも言える評価をつけましたけど、良い意味でキワモノにならずにすんで良かったと思いました。

あらすじ

夫の浮気で別居状態にあった播磨和昌(西島秀俊)と薫子(篠原涼子)夫妻は、瑞穂(稲垣来泉)の私立小学校の受験が終わったら離婚するつもりでした。

ある日、薫子の母(松坂慶子)が連れて行ったプールで、瑞穂の指が排水溝の網に突っこんだせいで抜けなくなり、そのまま溺れてしまいます。

和昌と薫子は病院に駆けつけますが、医師から娘が脳死状態であることを知らされます。

もう二度と目を覚まさないであろう我が子をめぐり、夫妻はその臓器を提供するかどうかの厳しい選択を迫られます。

一度は臓器の提供を決断する夫妻でしたが、薫子は瑞穂の手がかすかに動くのを見てしまいます。

わずかな可能性を見い出した薫子は臓器提供を拒み、眠り続ける瑞穂を介護し続けることを決断します。

夫の和昌がIT系の機器メーカーを経営していたことから、瑞穂にAIによる呼吸コントロールシステムを装着する手術を受けさせるのです。

さらに、社員の星野(坂口健太郎)の協力で瑞穂の筋肉に電気信号を流し、手足が動かせるようになります。

瑞穂は装置の助けを借りて、普通の子がただ眠っているような姿のまま成長していきます。

瑞穂の生を肯定的に受け止めるのは母親の薫子だけとなり、薫子は瑞穂をベビーカーに乗せて散歩するようになります。

その姿に違和感を感じながらも、家族は薫子を見守るしかありません。しかし、そんな家族関係が破綻する日がやってきます。

『人魚の眠る家』の原作は東野圭吾

原作は『人魚の眠る家』で、東野圭吾デビュー30周年記念作品です。

東野圭吾作品にしては、ミステリー仕立てというよりヒューマンドラマ寄りです。

最初はサイエンスホラーテイストかと思いましたが、母親と娘の関係に重点が置かれています。

東野圭吾さんがこの映画を観た感想を、「原作者が泣いたらカッコ悪いという思いから涙をこらえましたが、みなさんは遠慮なく泣いてくださってけっこうです。」とおっしゃっていました。

東野圭吾作品のテイストが変わってきているのかなぁ~と。長く小説を書き続けていると、作風もしだいに変わってくるのかもしれませんね。

見どころ

まず、「タイトルがうまいなぁ」と思いました。

人魚が眠るようにベッドに横たわる少女が主人公です。

愛する娘に「生きてるだけでもいいから、そばにいてほしい…」という感覚、おわかりになりますでしょうか?

「死んだ人間をもう一度生き返らせたい」ということになるとホラーの領域に入りますけど、この映画はその手前でとどまっています。

わずかでも可能性があるなら全力で娘を助けたいという母の強い願いだけで成り立っている、サスペンスというよりヒューマンドラマです。

「娘を殺したのは、私でしょうか!?」という母の切ない問いかけ。

この問いかけは、母親の篠原涼子より姑の松坂慶子のものだと思いました。姑は「私が死ねば良かった……」と自分自身を責め続けます。

介護する母親よりツライのは、自分が目を離したせいで孫を事故に遭わせた姑のほうではないでしょうか!?

篠原涼子が熱演しているドラマですが、松坂慶子のいたたまれない感じもまた、ヒシヒシと伝わってきました。

Twitter・SNSによる『人魚の眠る家』の考察・感想

人魚の眠る家をごらんになった方々の感想を一部ご紹介します。

篠原涼子さんが、愛とも狂気ともつかない迫真の演技で母親を演じています。

日本アカデミー賞主演女優賞を受賞しているのも、納得です!

お父さん役の西島秀俊さんもがんばっていますが、篠原涼子さんに比べると陰が薄いです。

一度目はお母さん中心で観て、二度目にお父さん中心で見返してみるといいかもしれません。

この映画には悪い人が一人も登場しませんが、それぞれに温度差のようなものが感じられます。

たしかに映画を観た後で、命の意味を考えさせられるヘビーな内容です。

思い切り泣きたいときは、部屋を暗くしてこの映画を観るとよいでしょう。

私も、『人魚の眠る家』は素晴らしいタイトルだと思いました。

東野圭吾さんは、タイトルのつけ方が天才的です!

瑞穂ちゃんの弟の生人君も、かわいそうでしたね。

子供は正直だから、彼が怒ってしまうのも仕方のないことです。

それにしても脳死状態の瑞穂ちゃんの演技、簡単なようでとても難しい役だと思いました。

U-NEXTでも視聴可能

面倒見の良いヒツジ

『人魚の眠る家』は、動画サービスのU-NEXTで視聴できます。

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面倒見のいいヒツジ

面倒見のいい執事ではなく、ヒツジです!占い師と恋愛ライターのお仕事、情報収集が趣味ですが、物が捨てられません…。ついつい溜め込みがちです。みなさんに役立つ情報をどんどん発信していきますので、よろしくお願いします。